TOP
■ラックコート−1本の木を象徴的に・内外2つのリビング
@屋内外2つのリビングをもつ社宅
A全住室南向き
●個室部分を敷地の北側と南側2列に並べ、全室南向きとしています。 この2列の間がリビングです。そのうち、屋根の架かった部分をインドアとして食堂に、屋根の架かっていない部分をアウトドアとして中庭に充てています。 屋内外2つのリビングは、全面開放の建具により一体となります。
●またこの開口部が、1本の欅のある中庭を切り取り、額縁となって舞台と客席との関係をつくります。隣地の庭も借景として中庭の形成に参加します。
掲 載 誌
:
建築設計資料No.37「社宅」特集、
日経アーキテクチュア910722号、
すまいのくらしNo.76など
写
真
:
畑 亮、安川千秋
所 在 地
:
横浜市青葉区
構造規模
:
RC造地上3階建 延794.9u
施
工
:
首都圏建設(株)
西側全景
寮室:
最上階は勾配天井
南西側外観:
南北に配置した寮室は全南向き
アウトドア・リビング
象徴的な1本の欅
立面は三角形が基本形
寮室越しに欅を望む
アウトドア・リビング
屋内外2つのリビング
内外はほぼ同一のレベルとし、全面開放の建具を用いて内外の一体感を出す。両者をつなぐ開口部が額縁となり、中庭を切り取ることにより舞台と客席との関係になぞらえる。 インドアは木、アウトドアは石といった自然の暖かみが感じられるような素材を用いている。 象徴的な1本の欅を中心に、隣地の空地を借景として、欅が柔らかな影を落とせる大磯洗出しの平板と白い寒水による床面などで奥行感と舞台装置を演出する。
夜 景
勾配天井と開口部が額縁となり、舞台と客席になる