■ 塔 の 館 |
@2つの用途地域にまたがる分譲マンション A全住戸2方向採光 |
◆設計条件 この敷地は北側の道路境界線より20mの距離で2地域、すなわち近隣商業地域と第1種低層住専地域とに別れています。 またこの敷地の北東部分には日影規制により床面積の確保が難しい。この条件下で最大限の床面積と高いレンタブル比が要求されます。 ◆平面の計画 ここに2LDKを標準とする世帯向け分譲マンションを設計しました。地下1階を駐車場、地上は近隣商業地域内には6階建て、 第1種低層住専地域内には、10m以下の3階建てとしています。北東側はゲート状の2階通路をくぐり抜けるアプローチです。 平面は、中央のEVホールから各住戸の玄 |
関、近辺にサニタリー、各居室は前面道路や敷地内空地に向けて配しています。最上階は、その下階とのメゾネット型住戸としています。全住戸2方向採光が原則です。 ◆外観の計画 立面はフラットな3階建て部分にあわせてパラペットをまわしています。 屋根は原則として切妻の勾配屋根の組み合わせとし、立面は水平線よりも垂直線を表出して、 あたかも塔の集合体かのような縦長の立面としています。その結果、各住戸は2方向以上から様々な開口部をもてるようになりました。
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西立面:イタリアの中世山岳都市の建築をイメージした | 北立面 |