01.岐阜県 郡上八幡 | <水と生きる> |
02.長野県 小布施町 | <栗のブランド> |
03.愛媛県 内子町 | <建築群を創造的に残す> |
04.神奈川県 真鶴町 | <美の条例> |
05.福島県 川俣町 | <絹の伝統を愛しむ> |
◆ 連 載 余 話 | <お国自慢のすすめ> |
06.徳島県 上勝町 | <無から有を生む> |
07.東 京 | <巨大開発の光と闇> |
08.広島県 鞆の浦 | <和式港湾の開発と保全> |
◆ 特 別 寄 稿 1 | <望ましい未来へ : 「自然・とき・人と共生する」美しいまち> |
09.宮崎県 飫肥・油津 | <旧城下・港町=官と民のまちづくり> |
10.沖縄県 竹富島 | <悠久に生きる夢の島> |
11.滋賀県 近江八幡 | <近江商人と慈善事業> |
◆ 特 別 寄 稿 2 | <篠山らしい地域力を活かそう!> |
●これから何回かにわたって全国各地の主に「中山間地域のまちづくり」について述べ
たいと思います。旧世紀がものを造っては壊し、捨てることの繰り返しの時代だったとし
ますと、21世紀は、地球環境に配慮しながらものを大切に長く使い続ける時代でしょう。
社会を再構築する知恵と工夫、さらに価値観や思考の変換が求められています。
●そんな時、小さくともキラリと光る伝統と個性あるまちが、時代の先端を歩んでいるよう
に思えてなりません。小さなまちが持続的に発展していくためには、他の同じような状況
に置かれたまちの情報も必要でしょう。そして「地域の将来ビジョン」を地域の人々みん
なで考え共有する上で、それらが参考となり示唆することができれば、望外の喜びです。
●この稿は、私のふるさと「丹波篠山」にゆかりのある人たちの会報誌「郷友」の連載記
事「まちおこし+まちづくり」(2002年1月〜2006年1月号)をもとに編集しました。この
連載は、私の関わったまちづくりのほか、参考事例となるまちの取材をつうじての時評で
す。連載中のこの数年間で町村合併が推進され、やや状況が変化した観もありますが、
暮らしの中から長い時間をかけて徐々につくられてきたまちの個性は不変であろうと思
われます。なお、まちの名前は、連載当時のままとしました。